シュタイナーは「こどもたちに対して私たちが出来ることは、物理的な環境を用意することだ」と言いますが、この「物理的な環境を整える」とは、どういう意味なのでしょうか?
単に子ども部屋に十分な広さと明るさを用意し、家具等を整え、子どもの欲しがるものや教育や生活に必要と思われるものを用意しておくことなのでしょうか?それは広さ等の量的な問題でも単純に子どもの欲求を満足させることでもありません。
それは空間環境を質として倫理的で美的な空間とすることを意味しています。
倫理的若しくは美的な環境とは「調律空間」と捉える事が出来ますから、こういった空間環境を考えることは重要なことと思います。
ところが吸収する環境が昨今刺激的で厳しい環境になっているのも事実です。
さらに刺激に対する反応を興味を持っていると取り違え、言わば辛い環境をあえて子どもたちに与えているような気もします。
では倫理的な空間とはどんなものなのでしょう?今回はこの倫理的な空間とは何かをテーマとして、子どもたちの成長を調律するような空間のありかたを考察したいと思います。
講師プロフィール
会場:「ゆうゆうセンター」
(JR学研都市線「河内磐船駅」下車徒歩3分・京阪「河内森」徒歩5分)
会費:2000円
受付:奥村知亜子 rainbow5@i.softbank.jp